四国の徳島県三好市内に工場を構えて50年という「MIYOSHI RUG(三好敷物)」。「フッキング」という製法を使い1点1点手作業で作られたラグマットがSNSなどを通じて話題を呼んでいます。
まるでアート作品のようなラグを手がけているのは20代、30代の若者たちだそうです。歴史ある工場と若い感性が出会い、紡がれるMIYOSHI RUG(三好敷物)にフォーカスしていきます。

MIYOSHI RUG(三好敷物)
前述もしましたが、MIYOSHI RUG(三好敷物)は徳島県の工場で職人によって1点ずつハンドメイドで作成されるラグマットです。
フックガンを用いてフッキング(タフティング)という製法で1点1点、キャンバスに絵を描くように手作業で柄を打ち込んでラグマットを製作されています。全自動の機械で作成をするフッキングマシーンも普及していますが、手作業のフッキングマットには細かい微妙な柄の再現など、手作業でしか出せない独特の風合いがあります。
昔は大阪あたりの会社が工場を構えていたりと、何十社も織物やカーペットの工場があったようですが、職人の高齢化などにより撤退する工場が後を立たず、今では徳島県に残るわずか3件のみとなっています。
三好敷物も一時、後継者不在で工場を畳む予定もあったそうですが、この技術を絶やさないために、「アートやファッションを通じて伝統技術を守る」をコンセプトに手作業のフッキングラグを生産されています。

ハンドメイド故に製作に手間はかかりますが人の手でしか叶わない緻密な仕上がりが持ち味で、現在ではそのクオリティの高さからアパレルメーカーやアーティスト、商業施設から声がかかることも多く、オリジナル商品はもちろんコラボレーションも多数手掛けています。
また、MIYOSHI RUGのラグはマット上部に壁掛け用の取り外せる棒を付属しており、取り付ければ壁掛けに、取り外して使えば従来の用に床敷用として使用できる仕様になっています。これはラグマットも絵やアート等のように壁にかけて楽しむことも提案したいという思いからだそうです。
手に取った方の独自の感性で絵画の様に壁に掛けたり、床に敷いたりできるラグマットを使って部屋に彩を加えて楽しんでみてはいかがでしょう。

MIYOSHI RUG(三好敷物)のラグマット
MIYOSHI RUGでは、オリジナルデザインのラグの他にも様々なブランドやショップ、アーティストとのコラボレーションデザインも多数展開しています。こちらではその一部をご紹介します。
DARK GREEN “BAUM” RUG

MIYOSHI RUGのオリジナルとして展開されているデザイン。虹をイメージさせるデザインでこちらの他にも複数色展開されています。価格は8,000円。
GREEN “FLOWER” RUG

こちらもMIYOSHI RUGのオリジナルデザイン。カラー展開もあります。価格は10,800円です。
MIYOSHI RUG for SO_NKM CHECK RUG

セレクトショップ「SO SHOP&HOSTEL NAKAMEGURO」がMIYOSHI RUGに別注したチェック柄のラグ。サイズ展開もありますが、こちらは価格13,200円。
mocT×MIYOSHI RUG “LAND SCAPE” RUG

国内初となる杢糸を産み出し、日本の杢グレーの基準を作り出した新内外綿株式会社が発信するブランド「mocT(モクティ)」とのコラボアイテム。mocTの主たる糸であるGR7というオートミール糸の綿糸を、ラグ用に太く撚り直し作成されたラグです。価格は21,000円。
mocT(モクティ)について詳しくはこちら

Shiomi Wada×MIYOSHI RUG “You and flowers” BIG RUG

イラストレーターのShiomi Wadaとのコラボレーションラグ。価格は90,000円。
Shiomi Wada (instagram:@shiomiwada)
Shiomi Wadaは1991年東京都生まれのイラストレーター。日常に溢れる、なんだか笑える小さなこと、どうでもいいような、だけど記憶に残る美しい瞬間を大切にして絵にされています。
この他にも様々なデザインを展開されていますので、気になった方は公式サイトやインスタグラムを是非チェックしてみてください。
公式サイト:MIYOSHI RUG -三好敷物-
公式インスタグラム:@miyoshirug