LOS ANGELES APPAREL(ロサンゼルスアパレル 略:ロスアパ)は、ダブ・チャーニー(Dov Charney)氏が2017年に創設したブランドだ。ダブ・チャーニー氏はアメリカンアパレル(略:アメアパ)の創設者で元CEO。ロサンゼルスアパレルを聞いたことがない方もアメリカンアパレルは聞いたことがあるのではなだろうか。同氏はアメアパが2014年に倒産した後すぐにその生地や工場を買い取り、長年共に働いたスタッフ350人を連れこのブランドを設立した。アメアパの権利はGILDAN(ギルダン)社が取得したが米国製を縮小する方針で、実質のところネーム以外は全てこのロスアパが引き継いだ様な形となっている。
ロスアパはブランドのコンセプトもアメアパ時代と同様、ベーシックなデザイン、豊富なカラー展開のアイテムを生産し販売している。また米国内製造をサポートするために製品に使う糸の半分以上をアメリカ産でまかなうなど国内生産にこだわっており、労働環境や給料を高い水準に保つなど経営理念に関してもアメアパ創業時と変わっていないそうだ。
ロスアパのアイテムといえば、いずれも無地ボディが基本で、デザイン自体も極めてオーセンティック。普遍的なスタイルゆえにワードローブにもすんなり馴染んでくれる。またアメリカ製ならではのタフなボディを採用しており、生地自体は柔らかな風合いに仕上げたものが多いが、厚手で繰り返しの洗濯に耐え得る丈夫さが備わっている。
ロスアパは、服のタグ裏にちょっとした秘密が隠されている。裏返してみると、なんと製作者の顔が描かれているのだ。同じ型の服でも、違う顔がプリントされていることもあるよう。描かれた人物が実際に作ったのかどうかは定かではないが、洒落っ気や遊び心を感じさせるディテールとしてとても面白い。
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