MENU

「1000点満点中990点のスニーカー」NEW BALANCEの990番台を学ぶ②

via:PHAETON LAB

1000点満点中990点のスニーカー。これはNEW BALANCEが990番台最初のモデルM990販売時に謳った広告の1文だ。1982年にMade in U.S.A.モデルとして発売されたM990は、コスト度外視で当時で最高の技術を投入して完成した。以後アップデートされて現在(2021年)まで発売されている990シリーズ13品番の内、本記事では後半の7品番をご紹介する。

前半の6品番はこちら

Contents

M990v2(1998年)

品番が一周し、原点回帰としてM990の名を使用するのが2度目となる990v2。ヒールのアブゾーブをビジブル化するなど、最先端テクノロジーを搭載しつつ、アッパーはWolverine社のピッグスキンスエードとメッシュのデザインで、ハイテク方向に進化した。2021年の9月に復刻販売されていたのも記憶に新しい1足だ。

M991(2001年)

M991は、990シリーズで唯一イギリスがメインの生産国となっているモデルだ。現在人気の992、993のベースとなったハイテク感のあるルックスが魅力。当時の最先端技術を投入したビジブルアブゾーブ、アウトソールには新開発のラバーコンパウンド製Nデュランスが採用されたデザイン性の高いソールユニットも特徴だ。現在のストリートでも根強い人気を誇っている。

M992(2006年)

New Balanceの100周年を記念し誕生したM992。アブゾーブを進化させたアブゾーブSBSをミッドソールに採用したモデル。衝撃吸収性と反発性がさらに向上し、アッパーのデザインもよりスマートに。ノームコアファッションで注目されたスティーブ・ジョブズの愛用モデルとしても知られ、ニューバランスファンの支持率が高い1足だ。

M993(2009年)

ソールユニットは992、アッパーのデザインは991に近いが、アブゾーブDTSでクッショニングが向上しており、つま先のメッシュ部分が991や992よりも広い形。またアクティバ採用で軽量化にも成功している。ただ日本正規店では販売されていないモデルだ。

M990v3(2012年)

初代から30年目に登場したモデル。993のデザインを踏襲しつつNロゴが少し大きくなり、ルックスが変化。ミッドソールにエンキャップと軽量なレブライトを採用し、長時間履いていても疲れないと評判になった。

M990v4(2016年)

定番のグレーが全モデルよりも白っぽく、明るいトーンに。他のモデルに比べると一層スポーティーで、パーツやステッチも整理されたすっきりとしたデザインで好みの分かれる1足。ミッドソールに軽量でクッション性、耐久性抜群のアクティバライトを採用している。

M990v5(2019年)

990は常に最先端の技術をつぎ込んで、メイド・イン・USAを貫いている。v5ではアンクル部分にフィットを向上させるTPUストラップが採用され、アッパーのデザインが大きく変化した。

まとめ

ニューバランス990番台はニューバランススニーカーの中でも特に名作が多く、ファンも多い。また990番シリーズはニューバランス社の会長ジム・デービス氏の承認がなければ開発が進めなられい唯一のシリーズでもあるそうだ。

さらに2022年には新モデルとなるM990v6も発売予定で、今後の進化も楽しみなスニーカーだ。

投稿をシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
Contents