NEATとは
NEAT(ニート)は、BROOKS BROTHERS(ブルックス ブラザーズ)の元プレスである西野 大士さんが2015年春夏に立ち上げたパンツ専業ブランドだ。
NEATとは、英語で「きちんとした」「行儀の良い」という意味があり、仮にトップスはTシャツで足下はスニーカーであってもパンツだけはしっかりとしたものを履けば上品なスタイルになる、スタイリングが引き締まる、というコンセプトがNEATというブランド名の由来となっている。
淡路島出身。元小学校教員。ブルックスブラザーズのPRを経て、PR会社「株式会社にしのや」を2017年に設立。ファッションブランドを運営する複数社のPR活動のサポートやパンツ専業ブランド「NEAT」を展開している。そのファッションセンスや明るい人柄から、メディアで見かけることも多い人物だ。
NEATで展開されるパンツは、クラシックな生地やヴィンテージ生地を使いながら、今の時代に合わせたシルエットになってる。細かいディティールにもこだわっており、ドレススラックスにも負けない仕様を採用、さらに日本人の体型に最適なサイジングで穿き心地の良さも兼ね備えた物創りをモットーにされている。
NEATの特徴
NEATのパンツは、なにより深く入ったタックが大きな特徴だ。主にツータック、インタックの仕様で立体的なシルエットになっている。
深いツータックから生み出される美しいシルエットは、野暮ったく見えず履き心地も◎。特にインタックにすることで、縦のラインがすっきりと出る。インタックには、腰回りにゆとりを持たせて動きやすくする役割をもつタックが、内側にひらくことにより見た目の広がりを抑える効果がある。このオリジナルのパターンは、何度も試作を重ね、ようやくたどり着いた究極のシルエットだそうだ。
また、このオリジナルパターンに合わせられる生地の種類が非常に豊富になっており、イタリアの高級ブランドで使われる艶のある高品質な素材から、ワークウェアに使われる丈夫で独特なカラーリングの素材、デッドストックやミリタリーの軍モノ素材と、自身が集めた豊富な生地のコレクションから、シーズン毎の気分でNEATのパンツへ落とし込まれ、製品化されている。さらに生産はすべて日本の工場で行われており、裁断や縫製まで手を抜かずにそのクオリティにこだわられている。
ブランドの始まり、ファーストシーズンは「自分が好きなものを、履きたい人に履いてほしい」という西野さんの思いから始まった。東京の街で自転車に乗り、納得いくまで生地屋さんを回り、その情熱はパンツというアイテムだけではなく履く人にまで伝わる。デザインや生地を含めて、少しやり過ぎなくらいに味付けを濃くしてあるというデザイナー西野さんの言葉にもある通り、NEATの唯一無二なパンツにはそれだけ想いが込められている。
NEATのパンツのシルエット
NEATのパンツの基本的な型はワイド、テーパード、ベルトレスという3つから構成されており、毎シーズン生地を変えて同じ型で展開されている。その他にも、素材によってはスタンダードやフライト、オーバーオール、ショーツといったモデルも出ており着こなしや気分に応じて変化をつけられるのも魅力の一つだ。
ワイド
裾までズドンとストレートなシルエットでNEATを代表するといっても過言ではないシルエット。深く入ったインタックと太いシルエットでコーディネートの主役になってくれる。
テーパード
その名の通りワイドに比べ裾に向かって細くなるシルエット。デザインもシンプルで最も着こなしやすいモデルで、様々なアイテムと相性も良く履く人を選ばない汎用性がある。
ベルトレス
イギリス軍のオフィサーパンツをモチーフとしており、ベルト無しでも履けるように両サイドのアジャスターでウエストを調整できるような仕様になっているのが最大の特徴だ。
服好きなら1度は手にしてみたい、そして1度手にするとその魅力から抜け出せなくなる、魅惑のパンツブランド「NEAT」。気になった方は是非チェックしてみてほしい。