LEMAILE(ルメール)を手がけるクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)がアーティスティックディレクターを務める「Uniqlo U(ユニクロユー)」の2023年春夏コレクションのリリースが発表された。
発売日は2月10日。フルラインナップは107店舗と公式オンラインストア、一部商品に関しては国内全店舗で取り扱いがされる。
今作は「A Sense of Ease」「日々の生活にやすらぎをもたらす服」をテーマに製作され、白、黒などのニュートラルカラーやブルー、ベージュをベースに、鮮やかなオレンジやパープル、ピンク、イエローなどを組み合わせた遊び心あるスタイルを提案している。
メンズでは、定番のクルーネックTシャツに初の7部袖が登場するほか、シアサッカー生地のシャツとショートパンツや撥水性を持つコットンを採用したオーバーサイズジャケットなど、20型のアイテムを展開。またハットやジェットキャップ、バケットバッグなどのアクセサリー類7型も取り揃え、全27型がラインナップされている。
Uniqlo Uとは
Uniqlo Uは、過去にHERMES(エルメス)やLACOSTE(ラコステ)のディレクションをしていた経歴のある世界的デザイナーのクリストフ・ルメール率いるパリのデザインチームが手掛けるユニクロの特別ラインだ。
ユニクロで展開されるインラインのアイテムよりも金額としては少し高めだが、ルメールによるディレクション、デザイン、クオリティを鑑みると十分良心的な設定と言えるだろう。過去のUniqlo Uのコレクションでも数々の名品も送り出しており、今回の2023年春夏コレクションの内容にも期待と注目を集めている。
Uniqlo U 23ssの注目アイテム
それではUniqlo U 23春夏コレクションで展開される注目アイテムを見ていきましょう。
オーバーサイズステンカラーコート
ユニクロユーの春夏では鉄板の春コート。今シーズンはゆとりのあるトップスの上にも羽織りやすいオーバーサイズのコートが登場。大きなパッチポケットがさりげないアクセントになった、シンプルながら洗練されたデザイン。軽やかなコットン70%、ナイロン30%の混紡素材を採用し、少しツヤのある生地感が春らしさを演出してくれる。春先や秋口まで肌寒い時にも便利な1枚。馴染みのよいニュアンスカラーのGREY、DARK GREY、NATURALの3色展開で、価格は税込12,900円だ。
オーバーサイズユーティリティジャケット
昨年の秋冬シーズンでもヒットしたユーティリティージャケットの春夏仕様版。コットン100%のツイル素材が採用されており、上品な光沢のある素材感。リラックス感のあるシルエットで、春だけでなく秋まで長い活躍が見込めそうな軽アウターだ。PINK、BEIGE、BLUEの3色展開。価格は税込7,990円。
Vネックセーター
春から夏前まで重宝する、綿70%、麻30%混紡の「Vネックセーター」。麻混特有のシャリ感が心地よく、大人っぽく上品な印象を与えてくれる浅めで鋭角のVネックの為インナーには少し見えるくらいのTシャツを合わせたい1着だ。BLACK、NATURAL、KHAKIの3色展開で、価格は税込3,990円だ。
ニットTシャツ
昨年の春夏に引き続きリリースされるニットTシャツ。今シーズンの新型はリラックス感はありながらも、極めてプレーンなデザイン。所謂Tシャツよりも1枚でもカジュアルになりすぎないニットTシャツは、暑い季節も大人っぽく見せたいときの強い味方。DARK GREY、PINK、YELLOWの3色展開。価格は2,990円。
ニットポロシャツ(半袖)
コットン100%の「ニットポロシャツ(半袖)」は、深めの3つボタン、着丈短めで袖が長いボクシーなシルエットは大人の渋さが垣間見えるデザインだ。DARK GREY、BROWN、OLIVEのソリッドな3色展開。価格は税込2,990円だ。
エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)
ユニクロユー不朽の名作であるエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ。これほど何年も同じスペックで売れ続けるアイテムは少ないのではないだろうか。新たなカラーリングを追加し全9色の展開で、税込1,990円で販売される。シャツなどのインナーとしても夏場はラフに1枚でも、まさに持っていて損はないアイテムだろう。
オーバーサイズシャツ
こちらも定番的に展開されているオーバーサイズのシャツ。ユニクロユーでも毎回とても評価の高いアイテムだ。ユニクロインラインのシャツとは一線を画するクオリティの高さを誇っており、2022秋冬のシャツがかなり早い段階で完売していたため今回も期待値高め。無地はDARK GREYとCREAMの2色、同型でストライプ柄とチェック柄も展開される。価格は税込3,990円。
ワイドフィットパラシュートパンツ
空挺部隊のミリタリーパンツにインスピレーションを得たコットン100%の「ワイドフィットパラシュートパンツ」は今シーズン初リリースの新型。膝周りの可動域とても広く、リラックス感は全ユニクロのアイテムの中でも最高クラスだ。ベルトループとサイズ調節用のタブの併用で、裾はドローコード付きになっている。硬めなラギッドなファブリックな印象が強いミリタリーパンツだが、この新作はユニクロでお馴染みのライトなコットン素材で夏まで快適に着用が可能。DARK GREYとNATURAL、今春夏の提案色DARK PURPLEを含めた3色展開だ。価格は税込4,990円。
ドローストリングショルダーバッグ
こちらのバッグは1年前の春夏に新登場し、前秋冬シーズンでも改良版がリリースされ、抜群の人気を誇り即完売が相次いだ商品。最近のユニクロユーの顔とも言える名作だ。現代的でタイムレスなワードローブという軸がブレることはないが、最近は小物類を中心に定番化が目立つ印象だ。
荷物の量に応じてフォルムに変化が付けられる巾着型のデザインが好評を獲得しており、定番カラーは今後も展開がある可能性が高そうだが、新色DARK GREYは今春夏だけの限定カラーのような立ち位置だろう。DARK GREYの他にBLACK、PINK、NATURALが展開される。価格は税込2,990円。
バケットバッグ(ミドル、ラージ)
完全新作になる「バケットバッグ」は大小2サイズで展開。巾着型のドローストリングバッグのタフなつくりはそのままに全体的なパターン、上部デザインを変更したナップサック型のデザインだ。手持ちとショルダーの2WAYで使用が可能になっている。カラーバリエーションは、サイズにより異なっており、ミドルサイズはDARK GREY、NATURAL、YELLOWの3色展開。ラージサイズはBLACKとBROWNの2色のみになっている。価格はミドルが税込3,990円、ラージは税込4,990円だ。
ニットスニーカー
ユニクロユーという名が冠される以前に展開された「UNIQLO AND LEMAIRE (ユニクロアンドルメール)」時代の名作の復活として、昨年の春夏に大きな話題を呼んだスリッポン型スニーカー。昨年の春夏ではブラックがソールがホワイトの切り替えであったが、今回は全体の色味を統一したOFF WHITEとBLACKの2色展開だ。価格は3,990円。
UNIQLO U 23春夏コレクションまとめ
パープルやピンクなどの色味を取り入れながらも、ニュアンスカラーでナチュラルかつ爽やかで、コンテンポラリーなラインナップになっているユニクロユーの2023年春夏コレクション。さすがはルメール率いるユニクロユーというべき楽しみな雰囲気だ。
ユニクロユーは特に人気が集中するアイテムに関しては即日完売してしまうアイテムもある為、確実に欲しいものがある方は発売当日にオンラインストアにアクセスするか、実店舗に足を運んでチェックしてみてほしい。2023春夏コレクションは2023年2月10日(金)発売開始となる。